新しい年が始まる月です。昨年のお礼と、お相手の一年のご多幸を願い、ごあいさつを贈りましょう。また、寒さが最も厳しい時期でもあるので、体調を気遣う言葉を添えても良いでしょう。
文例:親しい間柄の時候のあいさつ
- 良き初春を迎えられたことと思います。
- 寒の内とはいえ心地よい晴天の続くこの頃、お変わりありませんか。
- 暦の上では大寒ですが、冬晴れの穏やかな日々が続き本格的な春の訪れを待ちわびる今日この頃です。
- May you have an amazing year!
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文例:あらたまった相手への時候のあいさつ
- 輝かしい新春を迎え、謹んでお慶びを申し上げます。
- 凛とした空気の中、春の訪れが待たれる昨今ですがいかがお過ごしでしょうか。
- 庭の寒椿が咲き、寒さの中にも静かな春の足音を感じております。
- 風花の舞う今日この頃、皆様お変わりなくお過ごしのことと存じます。
文例:ビジネスの相手への時候のあいさつ
- 新春(しんしゅん)の候【1月上旬〜1月中旬】
「新春の候」(しんしゅんのこう)とは「新しい年が巡ってきた季節」を表します。お正月のイメージがある言葉なので、15日までに用いると良いでしょう - 初春(しょしゅん・はつはる)の候【1月上旬〜1月中旬】
「初春の候」(しょしゅん・はつはるのこう)とは「春が始まりますね」または「新しい年が始まりますね」という意味です。新春の候と同じように15日までに用いると良いでしょう。 - 寒冷(かんれい)の候【1月中旬〜1月下旬】
「寒冷の候」(かんれいのこう)とは「寒さが厳しくなってくる季節」です。12月全般から1月全般にかけて用います。しかし、元旦から1月15日位までは、新春を祝う「新春の候」や「初春の候」を使用し、1月16日以降に用いるのがおすすめです。 - 寒風(かんぷう)の候【1月下旬】
「寒風の候」(かんぷうのこう)とは「冬の寒い風が吹く季節ですね」という意味です。1年のうち最も寒い時期の挨拶です。 - 大寒(だいかん)の候【1月下旬】
「大寒の候」(だいかんのこう)は「寒さが最も厳しくなる頃」という意味です。大寒(1月20日)から立春(2月3日)の前日まで用いることが出来ます。 - 厳寒(げんかん)の候【1月全般】
厳寒の候」(げんかんのこう)は「厳しい寒さの季節ですね」という挨拶です。1月〜2月のいわゆる真冬の季節に用いると良いでしょう。
ビジネスでは簡潔に用件を伝える文書が好まれるため、漢語調の時候のあいさつにします。「〜の候」は「〜のみぎり」に置き換え可能です。ビジネスでも、やわらかさを出したい相手や個人のお客様へは和文調のあいさつでも問題ありません。
季節の行事や風物詩
- 元旦
- 初夢
- 正月
- 門松
- 年賀状
- お年玉
- おせち
- 七草
- 鏡開き
- 凧
- 羽根つき
- 書き初め
- 初詣
- 成人の日
- どんど焼き
- 冬晴れ
- 真冬日
- 風花
1月は新しい一年が始まる月です。お年玉や初詣など、新年らしい楽しみがたくさんあります。松の内(1月7日まで)を過ぎるといよいよ寒の入り。寒さの中梅のつぼみが見られ、春が待ち遠しくなる季節となります。
1月の花や植物
- ウメ
- スイセン
- シンビジューム
- センリョウ
- カンツバキ
- ハボタン
- クリスマスローズ
- シクラメン
- スノードロップ
- ロウバイ
- フクジュソウ
- ツワブキ
- フユボタン
- ローズマリー
1月の節気
【小寒(しょうかん)1月5日頃】寒さが加わるという意味で「寒の入り」とも呼ばれ、寒さ極まる少し手前の頃です。小寒から大寒の終わりまでを「寒中」と呼び、寒中見舞いを送ります。
【大寒(だいかん)1月20日頃】最も寒いとされる時期です。立春から始まる二十四節気の最後で、この時期の寒さをすぎると、暦の上での春が訪れます。
ほかの月の時候のあいさつ
- 時候の挨拶(12月)
- 時候の挨拶(2月/春)
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